WDA会長からのメッセージ

Worldwide Dragonfly Association(世界トンボ協会;WDA)について

Frank Suhling

世界トンボ協会(WDA)会長

 2017年11月11日

Dr. Frank Suhling (WDA President)

Worldwide Dragonfly Association(世界トンボ協会;WDA)は、規約に則り、民主的な原則に基づいて運営され、オープンで思いやりと敬意のある構成員からなる、世界的な協会の設立を望んだトンボ研究者とトンボ愛好家のグループによって、20年前に設立されました。

その時以来、WDAは国際的な査読誌であるInternational Journal of Odonatology(国際トンボ学雑誌)を支えるとともに、International Congress of Odonatology(国際トンボ学会議;ICO)を支援してきました。

WDA日本グループは2012年の国際トンボ学会議の準備と開催に積極的に貢献しました。 2007年以来ICOの会場とスケジュールを調整しているWDA理事会を代表して、感謝致します。

最後のICOは今年の7月に英国ケンブリッジで開催されました。 今回も、WDA日本グループのメンバーは、学術委員会や賞選考委員会の委員として、そして魅力的な研究の発表者として重要な役割を果たしました。

ICO2017は、北米、南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア(27カ国から約100人)の学生、専門家、市民科学者が集う、文字通りの世界的な集まりでした。 すべての当事者の熱意が肌で感じられた大会でした。

学生は、この分野の多くの著名な人に会うことができて、彼らの研究について話をする機会を得、知遇を得ることができたことに感謝していました。

専門家や学者も、専門を同じくする仲間や未来を作る学生に会うことにわくわくしていました。

市民の科学者、トンボ目を愛する普通の人たちは、現在進行中の研究を直接聞く機会を賞賛していました。そして、忘れることができないのは、彼ら自身の重要な貢献です。

そして、現在行われている研究は、言うまでもありませんが、重要な研究です。 私たちは皆、トンボ目がいかに重要であるかを知っています。

それは単に私たちを魅了する昆虫のひとつの目Orderであるだけではありません。

彼らの飛行と視覚は驚くべきものであり、飛行と視覚の基礎科学と他の分野の応用についての洞察を提供するために研究されています。

淡水の生息地の指標として、トンボ目は気候変動研究において重要です。

WDAのメンバーは、世界中のトンボ目の研究と保全を支援しています。

WDAの会員は、資源が限られている地域、特にアフリカやアジアでの着手を支援するのに役立っています。

我々は最近、バルカン、ガーナ、インドネシア、インドでの研究を後援しました。

トンボ目への関心は高まっていますが、多くの人々は資源にアクセスすることができません。

彼らは、ジャーナルや彼らが指導を受けることができる科学者にアクセスすることができません。

WDAの会員は、会費を払うことができない人、または通貨規制によって制限されている人に、スポンサー会員としての入会を提供する上で貢献しています。

WDAには現在10人のスポンサー会員がいて、それぞれが無料でIJOを受け取り、トンボ学の共同体の一員になれたことに感謝しています。

WDAのメンバーは、現在(WDA公式ホームページから)誰でも自由に閲覧できるニュースレターAgrionをサポートしています。

Agrionのいくつかの新しい取り組みは、WDAメンバーにとって何かを提供しています。

最近追加されたStudent Research News(学生研究ニュース)は、WDA学生会員に、ターゲットとするユーザーに向けて研究を発表する機会を与えます。

もう1つの新しいイニシアチブは、WDA Member Publications (WDA会員の出版物)です。

会員は、Agrionの各号に掲載されるよう、トンボ学自著論文のリストを編集者に送付することが呼びかけられています(1月のニュースレターについては、6月から12月までの出版物に関する情報を、7月のニュースレターについては、12月から6月の分を送付します)。

メンバーの多くが有用であると感じたOdonatological Abstracts(トンボ学抄録、pdf)の刊行はWDAと個人との共同事業でした(後継者難により休刊中)。

時代が変わり、以前よりも多くの情報源が存在するようになりました。 WDA会員が彼らの仲間から入手しがたい刊行物をリクエストしうる新しいシステムを構築したいと考えています。

WDA理事会は、会員管理業務を外部委託していましたが、今後は理事会の直接管理のもとでその業務を行うことに決めました。

会員はそれに関する情報を受け取ることになっています。 WDA日本事務局も、WDA会員事務に関する相談を受け付けることになっています。

WDAの役割は、地域の諸団体が向上することを目指す、国際的なものです。

WDAの国際会議への後援は非常に重要です。これらの会議は、所属のいかんにかかわらず、誰もが情報とアイデアを交換するために集まる1つの場所です。

私たちの世界レベルでの目的は、Philip Corbet Conservation and Research Grants(フィリップ・コーベット保全・研究助成金)を通じて、いたるところで保全と研究の支援を推進することです。

また、スポンサー・メンバーシップは世界中のトンボ研究者を支援するのに役立ちます。

新たに設立されたRichard Rowe Congress Grant(リチャード・ロー・大会参加助成金)は、学生が国際会議に出席することを支援します

WDAのメンバーは、世界中の研究者や保全活動を直接支援しています。

WDAの目的と役割に関心を持ち、WDAに参観しようとお考えいただいている方々を心から歓迎します。

WDA日本事務局を代表する、生方秀紀、清拓哉両博士に直接お問い合わせください。

(生方秀紀、抄訳)

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